高所恐怖症の元スノーボーダーがフリースキー初心者となってゲレンデに戻った記録。
今日は自分の車で湯沢に向かった。
5時に都内を出ると、完璧な時間帯に湯沢に着いた。
俺は高所恐怖症、リフトが怖い。リフトに乗っている間、目を閉じてずっとリフトのバーを全力で握る。だから必ず両腕の指が筋肉痛になる。
スキー場で握力を鍛えているのは俺位だろうな。
この日はあまり人のいないスキー場でスクール。生徒は俺一人。やった~!
でもプライベートレッスンと違い、先生が先をガンガン滑って、俺はそれについていくのが必至。
学んだことは、
・板にしっかり乗れていれば、ブーツがキツキツでなくてもちゃんと滑れる
・左足に体重が乗って、ゆっくりと両足に体重が乗って、ゆっくりと右足に体重が乗る、この一連の体重移動が滑らかなラインを生んで滑る。足を閉じ気味・パラレルの状態にしたままでこの荷重移動ができればパラレルターン完成。
・板を回そうとしない、板は乗り物、歩くように荷重を左右で自然にやり取りすればカーブする
(この一言が大きかったな。歩くように荷重!確か最初のプライベートレッスンの先生も、片足で滑れるようなバランスを練習しよう、歩くのと同じ、というようなことを言っていたのを思い出した。そういうことなのか!となんとなくわかった俺)
・春雪の抵抗を減らすためにもできるだけ足揃えて!開かない!
(スパルタのスポ根父親に、泣きながら必死でプルークでついて行く5歳児状態。笑)
リフトに乗って降りる回数もテンポ良かったし、ありがたいスクールだった。足ガチガチ。
これで俺の富士山スキーの夢が近づいた!
スクールが終わってから、俺はお初の山頂へ向かった。
山頂リフトを降りたら崖だった。
最大斜度は35度らしい。
下から見ると、たいしたことないように見えるのに、上から降りるとなると、めっちゃ怖えぇ。
無理無理。
俺は迂回コースを慎重に降りた。
しかし俺はショートターンでスピードコントロールしながら狭い斜面をまだ降りられなかった!
足をプルプルさせながら、狭いコースをプルークで直滑降。
コースがワイドになる所まで降りて見上げてみると、やっぱり大したことないように見えた。
天才の俺は、もう一回山頂に行ってみた。
やっぱ怖かった。笑
老体に鞭を打って、またもやプルークで迂回コースを降りる俺。
途中で後ろから5歳くらいの男の子が俺に追突して俺コケた。
ジェントルマンな俺は男の子を助けようとしたが、ケツが重すぎて自分が起き上がれない。
そんなこんなしているうちに男の子は自力で立ち上がり、後ろからお父さんらしき人が「すみません」と言って親子で俺を抜かし、降りて行った。
あぁお父さん、俺を起こして…orz。
板をつけた状態で起き上がることがまだできない事に気づいた瞬間だった。
この日、気温は16℃。半そでのヤツもいた。
車で来た俺はどうしてもビールが飲みたくなり、急遽、湯沢に泊まることにした。
(予定は日帰りだったんだけど。)
当面の目標は、幅の狭いコースでのスピードコントロールだ。(いったいどうすれば…)
スキー: 今日の学び
板は乗り物、歩くように荷重を左右に自然にやり取りすればカーブする。