高所恐怖症の元スノーボーダーがフリースキー初心者となってゲレンデに戻った記録。
↑2018年2月にスキーを始めて丸3か月、ほぼ毎週スキー場に通って撮った画像・動画の総まとめです。
さて今日は、俺の昔の話をしよう。
1994年、俺はモトクロスバイクに乗っていた。
まだフリースタイルモトクロス(FMX)が有名でない時代、俺はTSUNAMIというトリックで宙を飛んだ。
バイクのハンドルを持って、ジャンプ中に逆立ちする技がツナミ。
でも俺のは技じゃなくて、林道ツーリング中に飛んで遊んでたら、意図せずして爆飛びしてしまった失敗だけどな!笑
後続の仲間は俺が死んだと思ったらしい。俺もそう思った。
でも俺は死ななかった。
幸運なことに、飛んだ左側が土の壁(バンク)だった。
俺は空中でハンドルから手を放し、その土の斜面を滑り落ちるように着地した。
雪のキッカーで、ランディング(着地点)が斜めで衝撃が逃げるのと同じ原理ね。
バイクも俺も、泥汚れと擦り傷以外は、ほぼ無傷だったのにはみんなが驚いた。
オフ車で最も怖かった体験だ。
注意していても、スポーツをやっていると、ちょっとした怪我もあるよね。
サーフィンで珊瑚に当たって流血とか、ローラーブレードでコケて爪を剥がすとか。(イテーっす。)
病院行きの怪我はなかった俺だったが、一度だけ、ジェットスキーでぶっ飛んで着水に失敗し、顔を数針縫う怪我をしたことがある。
2006年、メキシコはバハでの話だ。波すげえんだよ。
サメよ来るなと思いながら血だらけのジェットスキーでビーチに戻った俺は、レスキュー隊に囲まれた。
医者で縫えと?マジか、そんな切れてんの?
メキシコの医者って、どんな?って思うでしょ?
怖いよ、50年前くらいのブラウン管の心電図とか普通にあるんだよ。しかも埃かぶってんの。診察室だぜ?笑
幸運なことに、医者はアメリカ人移民で、俺の顔は超絶美形に修正された。(されてねぇよ)
まぁこの怪我以降、滞在中はメキシコの海で遊べなくなったけれど、帰国後自分で抜糸して事なきを得た。
そしてそれから3年後。
俺はカンクンの美しいビーチを、パラセーリングで飛んでいた。2009年の話だ。
パラセーリングが終わり、沖からジェットスキーでビーチに連れ戻してもらう時、ビーチの波がブレイクする手前でおろしてくれとお願いした。
カリブ海の穏やかな海だ、大丈夫、泳いで帰るさ。
と思ったが、波の流れが悪く、全く進まない。
真っ黒に日焼けしたメキシコ人スタッフは、もうずっと沖に帰っていってしまった。
サーフィンの時みたいに板がないと、かなり沈む!
やばい、溺れそうだし。
誰か気づいてくれ!!
俺パニック。
俺はビーチに手を振ってみる。
しかし動くと体が沈む。
え?
まじか?溺れるってこういうことなの?
溺れて死ぬの俺?
やばいこれマジで死ぬわ、、、。
泳ぐ体力を使い果たした俺は、カリブ海の死体になることにした。
しかし抵抗をやめて脱力したら、上の写真のように口元が浮いた!
そうだ、パニクっちゃダメだ!
そして、ものすごい時間がかかったが、なんとかビーチに戻ることができた。
この時ほど「死ぬかも」と思ったことはない。(しかも溺れて!)
これが俺のバカな体験だ。
思い出すと、アウトドアで体を動かすって、色々なキケンをはらんでる。
スキーも、とても危険なスポーツだ。
スキーで木に激突、
人が激突してくる、
ネットに突っ込んで首の骨を折る、
コース脇のパウダーに突っ込み頭から埋まって窒息…。
これらは管理されたスキー場内でヘルメットをかぶっていても、死因になってる事故原因だ。
だから俺はかなり注意して練習したよ。
キッカーで遊びたいけど、一歩間違えたら死ねるし、バイクやジェットスキーの経験があるから俺は飛べない。俺は相方に迷惑をかけたくないし悲しませたくない。
今シーズンも、ゲレンデの事故で死者が出ている。(しかも死ぬ人は上級者が多い)
こうなんないように、危険がある事は覚えておかにゃならんなーと思う俺でした。
今このページ読んでくれてる人は、スキー未経験の人から上級者の方もいるかも知れないが、お互い体を大切にしましょう!!
(俺、知人で死んじゃった人いるんで、ホント思います。)
つーことで、今日はここまで。
今回のネタと話がかぶるけど、次回は俺が登頂を断念した山登りの話をする。GW明け、ついこないだの恥ずかしい体験っす。
スキー: 今日の学び
今、命があることへの感謝を忘れるな!