スキーの俺

高所恐怖症の元スノーボーダーがフリースキー初心者となってゲレンデに戻った記録。

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遭難対策済みウルトラライト9.5kg→4.7kgに軽量化

2018夏 2018/10/11

ハイキング/登山の装備軽量化(ULウルトラライト化)を考えていたら、体重を落とす方が先じゃ…?と一瞬頭をよぎったが、なかったことにしているスキーの俺です、みなさんこんばんは。

ウルトラライトの定義は、「必要なものは削らず、安全な範囲で、できるかぎり装備を軽くすること」。

軽いのはいいことだよね!

俺もウルトラライトを目指すがごとく、自分の装備をひとつひとつ計量し、エクセルに打ち込んでみた。

カテゴリ内容
1BPWBase pack weight
ベースウエイト
出発時も下山時も持ち歩く、バックパックの基本装備
2CWConsumable Weight
水・食料・燃料
行動中に消費するもの
3SOWSkin-Out Weight
服+ベースウェイト
1+服や靴
但し食料等は除く
4TPWTotal pack weight
パック重量
1+2
食料等含むバックパックの中身、但し服は除く
TWTotal weight
総重量
2+3
裸の人間が出発時に身につける装備の総重量

※今回は靴や服以外の、1. ザックの中身と、 食事・水を計量しました。(4のパックウエイトですね)
※テント泊はしません。装備は春秋の日帰り装備になります。暑い時期は海でサーフィンっす!

ウルトラライトのレベル (翻訳by俺)
ウルトラライトのレベルBPWBase pack weight
ベースウエイト
ウルトラライト ガン無視Traditional >20lbs (9.07kg以上)
ちょいウルトラライトLightweight <20lbs (4.54kg~9.07kg)
ウルトラライトUltralight <10lbs (2.27kg~4.54kg)
変態 ウルトラライトSub-Ultralight <5lbs (2.27kg以下)

ULウルトラライトを意識する前の装備=約9.3kg

ULウルトラライトをあまり考えていなかったときの装備の重さは以下の通り。

↑これは、5月に男体山に登ったときの荷物。

俺はポールをザックにくくりつけていることの方が長いので、パックウエイトに計上。

また、昼食や非常食は何を持って行ったか忘れたので計上していない。

装備一式を計量して驚いたのは、必要以上に重複したものがあちこちに入っていたり、スキー板を止める鍵が2つも入ったままで、ゲレンデにビールを埋める穴を掘るシャベルまで入っており、全く要らない無駄なものがたくさん入っていたことだ。

(ゲレンデスキーの時期から、「山セット」として常に準備してあるザックなので、中をいちいちチェックしないで出かけていた)

ザックの中には、表に記載していない不要なものもたくさん入っていたので、9.5kgを軽く超え、10kg近い重量を背負っていたと思われる。

(今でもソーラーチャージャーのLEDライトやミニコンパス&温度計、カラビナなどがくっついたまま未計上だ。まぁゆるくいこう。)

単なる日帰りで10kgとは、、、こりゃ重いはずですわ・・・。

ULウルトラライトを意識した後の装備=約4.7kg

本当に必要なものを再度まとめ、重いサーモスをやめてペットボトルにし、二人入れるツエルトは雨具が古くてそろそろやばい相方に渡した。

自分の雨具はゴアテックスのソフトシェルを雨具とすれば持ち歩く必要がないし、そもそも天気図がやばい時に山にはいかない。

いまあるものを見直して調整しただけで、9.5kgが5.9kg以内に収まった。(こちらも昼飯は入っていないっす)

日帰り5.9kgってどうなの?

もうちょっと軽くできる気がしてならない。

何が重いのかエクセルを見ていると、ザックそのものが重いのは火を見るよりも明らかだ。

俺が持っているザックは56Lと30Lの2つ。

両方ともBCバックカントリー対応で、生地が厚くしっかりしていて重い。

日帰り登山には重すぎるので、トレラン用バックパックを購入した。

30L BC用ザック 1530g

20L トレラン用ザック 371g

その差は1159g!トレラン用はぺらぺらなので価格も安かった!

中身を変え、ザックを変え、最終的には、9.5kg → 5.9kg → 4.7kgまで軽量化できた。

このうちベースウエイトは5.9kg→2.9kgっすよ!

これまで4.8kg分も不要なものを背負っていたのか!!

これなら昼飯を入れても5kg以内で行ける。

下りではポールも使うので、下山時に背負う装備は3kg近くだ。トレランできるじゃんか。(体重が軽ければな!!)

いいね~ 軽量化!

※一眼レフ本体+レンズ2個が3kg。いつもこいつを持っていけない俺がいる・・・

緊急で火を起こす道具は忘れずに

無雪期でも、山の夜は寒い。

万が一の時は、暖をとるために火を起こす道具があると安心だ。

森林限界を超えていなければ、雨でも、樹皮から火を起こせる。

ダケカンバ(上の写真)や倒木した白樺の樹皮は、黒い煙を上げて良く燃える。

フリント式ライター、マッチ、ワセリン、消毒用エタノールなどがあれば、ストーブ+ガス缶がなくても火を起こして暖をとれる可能性が上がる。

マキロンなどの消毒薬の代わりに、消毒用エタノール(こういうので十分。76.9~81.4vol%あれば燃える。)をスプレーボトルに入れて持ち歩けば着火剤にもなり一石二鳥だ。

俺は牛乳パックをシースにしたのこぎりの刃とキャンドルも持ち歩いている。牛乳パックは蝋が塗ってあるのでとても良く燃えるのだ。ポテチやカレーパンなど揚げ物も良く燃える。

チタンマグなどがなくても、水の入ったペットボトルを直接焚火にくべて、沸騰殺菌もできる。(炎に当たるとペットボトルはデロンとなるが、内側に水が入っている限り沸騰するまで破れることはない)

学生時代、ひょんなことから五右衛門風呂に火をつける下っ端を数年やっていたため、俺は木材から火を起こすのが得意だ。

でも、未経験だとBBQの炭に火を点けるのも意外と難しいし、まして雨の森で焚き火の火を起こすなんてのは更に慣れが必要なため、山に入る人は火起こしの練習をしておいた方が、遭難したときに心強い経験になるかもね。

火を起こすのは楽しいし、焚火は最高だ。

炎の揺らめきを眺めていると、 猿との違いをしみじみと感じて  なんとも安心するのである。

スキー: 今日の学び

先日、遭難対策用に買ったバカ高ぇJETBOILはどうした?

(車に入れたままっす。笑)


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つまりそーゆーレベルからのスタートっす。

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