高所恐怖症の元スノーボーダーがフリースキー初心者となってゲレンデに戻った記録。
運動不足のかーちゃんを連れて、奥日光へ紅葉を見に行ってきた。
中禅寺湖の立木観音から社山(登山)方向へは、スノーシューハイクができそうなコースなので、バックカントリーの下見も兼ねたハイキングだ。
紅葉時期の土日のいろは坂は、普段20分のところが4時間だと!平日でも2時間らしいので、もう地獄だよね。
俺はそんな苦痛は耐えられない。俺たちは渋滞を避け、朝7時前には中禅寺湖に到着した。
立木観音の向かい側、歌が浜駐車場から八丁出島まで、往復5.5km。
もっとイタリア大使館に近い所(中禅寺湖スカイラインのゲートのそば)にも駐車場があるのだが(今年新しくなった)、トイレがある歌が浜が何かと便利なので、歌が浜から歩く。
今回は、レンズ+ボディで2kgを超える一眼レフを持って行った。
猛烈なウルトラヘビーである。
撮影でお金をもらう人を「プロ」と呼ぶならば、俺はプロだ。
普段仕事では、室内で小物ばかり撮影している。
久々の屋外一眼レフ撮影では、必要なレンズを間違え、カメラの設定もおもいっきり間違えたまま一日過ごし、使える写真がなかった。笑
その辺の素人のオジサンの方が、よっぽど撮影が上手いと思う!!
俺反省。○| ̄|_
日光のハイキングコースの木々は、黄金色に輝いていた。
歩くたびに落ち葉がサクサクと音を立てる。
空気はキンと冷え、なんとも言えず美しい。
目的地、
もう何十回も通っている、俺のお気に入りの場所。
普段は白い砂浜が広がるんだけど、この日は水位が高かった。
↑水位が低いときの
この日、男体山は冠雪しており、冷たい風が吹いて、中禅寺湖の湖面は荒れ模様だった。
そんな日でも、
天国みたいな場所だよ。
中禅寺湖でも地図読みの練習。
昔、山に行ってた時は、先輩にくっついて行くだけだったので、俺は地図が読めない。
いろんな山に行ったが、山の名前も覚えていない。
俺のオフロードバイクのチームは、バイクで行けるところまで行って、「あの丘の向こうは何があるか」と林道の途中で突然崖登りを始めたり、一服するだけのために突然稜線までヤブ漕ぎを始めたり、ワイルドなチームだった。頭のネジがイッちゃってる仲間(先輩)ばかりで、俺はついていくだけで必死だった。
したがって、「登山道でピークハント」みたいな純然たる山登りを一切したことがない。山頂に興味のある仲間ではなかったから、まともな登山道を歩いたことがないのだ。
今はそんな先輩もなく、いるのはハイキングと登山の違いを知らず、iPhoneがあれば何とでもなると思っている都会人の相方だけである。
(今年の氷点下10度のスノーシューハイクで、フル充電のiPhoneが死んでいるのを発見した相方の驚愕の顔を、俺はいまでも覚えている!笑)
地図も読めない俺たちみたいなのが山に行くのは、かなり危険、雪山だったら自殺行為なのである。
俺たちのバイクチームで最も大切にしていたルールは、低温・圏外対策・12時Uターンの3つのルールだ。
1. 低温対策(冬は汗をできるだけかかず、夏でも防寒・防水装備をしっかり)
2. 圏外対策(助けが呼べなかった場合の緊急避難、現在地確認などの知識と装備)
3. 12時Uターン(どこにいようが、昼の12時で帰路に着く)
ゲレンデで遊ぶ分にはまだいいが、圏外対策(主に地図読み)ができないと外の世界に出られない。夏山で登山道があっても登山者の道迷いが発生するわけだから、白銀の雪山バックカントリーで現在地を見失ったら凍死まっしぐらだと思う。
今の時代は幸運にもGPSがあるので、iPhoneと地図があれば現在地はわかる。しかし低温・水没の危険がある山の中でバッテリー駆動機だけに頼るのも恐ろしい。(俺の読図だけに頼る方がよっぽど恐ろしいけどね。笑)
だから俺はなんとしても読図に慣れておきたいのだ。
日光には、まだまだ行きたい場所がある。
しかし俺たちが日光に行った翌日、金精峠に雪が降ったとニュースでやっていた。
スタットレスがなく(理由)、万年ノーマルタイヤの俺に残された時間は短い。
雪が降る前に、社山(上の写真左のとんがり山)か、刈込湖・切込湖方面に行きたい。
雪が降ったらスキー&スノーシューでハイクしたいので、その下見だ。
まぁ、間に合うかわからんけど、お天気次第かな。
もうすぐスノーシーズン、ゲレンデオープンが待ち遠しいっすね!!
スキー: 今日の学び
今年初めてやったスキーは、覚えてるんだろーか?