高所恐怖症の元スノーボーダーがフリースキー初心者となってゲレンデに戻った記録。
↑かぐらスキー場から田代スキー場への連絡コースを進むと左手に見える上級者コース。
俺はここを降りたい。
↑だがしかし、崖に見える。
俺、ちょっと近づいてみる。
・・・だめだ、やっぱ崖だった。
心の中でムスカ大佐が嘲笑う。「ハッハッ、見ろ!人が●●のようだ!」
高所恐怖症の俺、素直に諦める。
湖を見下ろす田代コース。
ゲレンデは迷路だが、景色の美しさは素晴らしい。
↑スノボ時代から成長しない俺は、冬眠前のリスのように雪の中に食料を隠す。
冷え冷えの生ハムとビール、うまいっすよ!!!
↑しっかり穴を埋めて、あとは練習あるのみだ!!
最初は怖かったコースも、だいぶ怖くなくなってきた。
融雪で斜度がきつくなってきた。
俺はモトクロスバイク時代から、壁のような斜面を登ったり下りたりするのが好きだった。
ボードはヒールエッジ(またはトーエッジ)で急斜面もずらしで降りることができるので、以外と簡単だ。
でもスキーでは手も足も出ない。
なんでスキーはこんなに難しいんだ?
ストップ雪に遊ばれ、雪がまとわりついたスキー板は重く、昔ジョギングで故障した膝の古傷が痛み始める。
俺の技術習得よりずっと早いスピードで、かぐらの雪が溶けてゆく。
上手く板に乗れない俺は、時々こんもりした雪のギャップに山側の板を逆エッジでひっかけてしまう。
スキー場の雪がどんどん消えていく。
そして青い空に鯉のぼりが現れた。
雄大な自然を、巨大な鯉のぼりが力強く泳ぐ。
日本ていいな、と思った。人生で見た中で、かぐらの鯉のぼりが一番美しい。
古くからの伝統の文化を、この絶景に掲げるかぐら運営陣のセンスに脱帽だ。
ありがとう、かぐら。
スキー: 今日の学び
俺の気分はまだ真冬だが、都内に戻ると世間とズレすぎてる感ハンパない今日この頃。