高所恐怖症の元スノーボーダーがフリースキー初心者となってゲレンデに戻った記録。
汚いタイトルで失礼してます、いつもの俺ですみなさんこんにちは。
先日、ウルトラライトを意識して、たったの371gのトレラン用ザックを購入したので、実際に山に行ってみた。
ウルトラライトの定義詳細は前のブログを見てね。
ウルトラライトのレベル | ベースウエイト |
---|---|
>20lbs (9.07kg以上) | |
<20lbs (4.54kg~9.07kg) | |
<10lbs (2.27kg~4.54kg) | |
<5lbs (2.27kg以下) |
今回の装備はこちら↓
食べ物等を除くベースウェイトは2521g。総重量は5265g。(ストックとか軍手は必要な時しか使わないので俺は荷物にカウントしている)
通常ベースウェイトにストックや軍手は含めないので、上の表からそれらを除けばベースウエイト=1970g。
完璧に変態クラスの ウルトラライトじゃん俺!!
いや~ ザックが軽いのなんの!
つーことで、軽いバックパックを持って、日光白根山(2,578m)へ!
前回予定していた白根山登山だが、朝日を浴びた男体山に浮気して登れなかったので、今回チャレンジだ。ルートは菅沼。
で、朝、すげー雨なんですけど。
菅沼駐車場、先人ゼロ。
早朝、ぐっちゃぐちゃの雨ザーザーで、めちゃくちゃ行きたくなさそうな相方・・・。
(ハイ、そうですよね、わかりましたよ)
つーことで急きょ、丸沼高原スキー場のロープウエイピストンに変更。
運航開始まで車で爆睡だ。
朝7時過ぎても雨ザーザー。
寝坊し、ロープウエイに乗ったのは9時半近く。笑
雨はほとんど止んだようだ。
遭難対策用のバカ高いジェットボイルは今回も車の中で待機だ。
予報では午後から晴れ。
もしかしたら山頂はすげー晴れかも?
と一縷の期待を胸に、ロープウエイで標高2000mまで上がる。
(楽だな~おい。いいのかこんな簡単で。)
しかし山頂駅は雨。
視界ゼロ。
目標物が全く見えない中で登山開始。
気象遭難したらどうするんだ俺?ジェットボイルは車の中じゃねーか!!
雨で全くやる気がない俺たちは、濡れた山中をとぼとぼ歩く。
登山道は整備されていて、前半はハイキングコースのようですげー楽。
しかし、無常にも雨脚が再び強まってくる。
日光白根山の森林限界を超えると、そこは真っ白な雲の中であった。
山頂は晴れていて、雲海が見えるはずじゃ・・・?
あの丘を越えれば、雲が切れてくるんじゃ・・・?
しかし俺の淡い期待は、急激に下降する気温と風に打ち砕かれた。
風で
風が強く、体感温度は氷点下だ。露出している顔が痛い。
寒さで顔が痺れるなんて、吹雪のスキー場みたいじゃん、早く雪降んねぇかな~とか思いながら登っていると、
相方が「ウンコがしたい」とほざく。
まじかよ!山頂まで0.5kmで?!
とりあえず、行けるところまで行くことになった俺たち。
視界もゼロだが、ウンコを我慢している相方の口数もゼロだ。
白根山の看板も全くやる気がない。
どこかの岩陰でウンコして持ち帰ってはどうだろうか?
いやだめだ、不意に立ち入って高山植物を傷つけては大変だ!
じゃぁウンコを漏らしたらどうなるんだ?
洗濯すると河川の汚染だ。
洗濯機を使ったら一発で廃棄処分だな。
いや、その前にどーやって家帰んだ?
ま・さ・か、漏らしたまま車に乗るんじゃねーだろうな?
匂いに耐えられずに事故でも起こしたらどうなるんだ?
ウンコが原因の事故でも保険は降りるのだろうか。
あぁ、俺の人生これで終わるのかな・・・
などと考えながら、ひたすら山頂を目指す。
雲の中なので、まるで断崖絶壁に見える。(山頂から標高2mくらい下の所)
よし、ここまで来たらもう大丈夫だ!
日光白根山の山頂は、すごく狭い。人が10人も立てないかも?
尖がった山頂=周辺は崖。かなり怖い。
高所恐怖症の俺、恐怖に震える。
ウンコを我慢する相方も、別の意味で震えている。
(((;´Д`)))
はい、日光白根山(2,578m)山頂!
視界ゼロ、雲と氷の霧の中。
山頂滞在時間1分以内で即下山!
幸運にも、相方のウンコは下山までなんとか間に合ったようだ。
これで俺たちの命は助かった。
えらいぞ相方!!よく頑張った!
標高2000mに足湯があった。
絶対に足湯に入れない潔癖症の俺にはどうでもいいことだが。
なんか、マリブビーチ沿いの高級レストランみたいなカウチもある。
(雨でびっしょりだけど)
3時過ぎても雲は厚く、下界のほんの少しが見えるだけだった。
晴れているときは綺麗なんだろうな。
ロープウエイ山頂駅は散策路が準備され、春から夏にかけて山野草が楽しめるらしい。
登山の帰り、ウンコに走る相方を先に行かせ、入り口の神社でおみくじを引いた。
もちろん大吉だ。
俺は毎回大吉を出す。すげーっしょ?
(毎回、大吉が出るまで引き続けるからね。今回は700円もかかっちまった。)
日光白根山は、ロープウエイを使った山頂ピストンならかなり簡単だ。
樹林帯は携帯は圏外になるので注意。
白根山周辺は五色沼など綺麗な沼もたくさんあり、意外と広いので、時間配分を注意して行くと良いと思います。
ウルトラライトのザックの感想
背負ったザックの総重量は5265g。
軽いけれど、薄いザックが体にフィットしない感が半端ない。ハイキングならいいかも。
水も2Lもいらなかった。1Lで良かった。総重量4265gって相当軽いはずだ。
五色沼まで下りれば水場もあるみたいだし、水場が枯れていても沼がある限り水は大丈夫だな。
うーん、俺のウルトラライトへの研究は、まだまだ続くのである。
スキー: 今日の学び
相方よ、登山前にウンコは済ませてくれ。
そして俺、おみくじを買うのはもうやめよう。