高所恐怖症の元スノーボーダーがフリースキー初心者となってゲレンデに戻った記録。
滑りながら右手にiPhone、左手に
もーほんとポール邪魔。使い方も知らないし。
つーことで、中~緩斜面でポールを持つのをやめてみたら、らくちんで気に入った。
まるでスノボ時代のように両手が自由だ!いいね!!
両手の自由を手に入れた俺は、素晴らしい天候のこの日、5ロマに行ってきた。埋まるとヤバいのでここはポール持ってね。
リフトが凍って、可愛いエビの尻尾が成長していた。
わくわくするリフトに乗って、5ロマの世界へ。
その先には、白と青の別世界が広がる。
気品に満ちた、神々しい冬の美が存在していた。
こんな美しい世界を滑れたら、最高だよね。
どのスキーヤーもボーダーも、ほんと嬉しそうだったよ。
俺の課題は、急斜面の小回りかな。
これができないと木に衝突する。
こんな長い板で、どうやって小回りすんのよ?もっさりカービングしかできんと思うけど?
それともポールは小回りできる魔法の杖なのか?スキーの謎は深い。
スノボのヒールエッジにそっくりな「スキーの横滑り」なら、どんな急斜面でも
5ロマエリアで歓喜の雄たけびを上げる上級者をよそに、なんだこの屈辱感。
負け犬の遠吠えな 俺はその後、田代に逃げた を攻めた。
真っ青な空に、去年の秋に登った神楽ヶ峰から苗場山の稜線が映える。綺麗だったよ。
自分の後傾を直そうとしていると、他人の後傾も見えてくる。
急斜面で、どうやったら後傾じゃなく滑れんの??永遠の謎。
かぐらは、アイスバーンに玉砂利を敷き詰めた状態。
通称「ジャガイモ」畑では、コケる人続出。
非圧雪の5ロマコースのほうがよっぽど安全じゃなかろーか。
(つーか、みんな5ロマ行っちゃって、メインゲレンデはガラガラ)
こんな状態でも、「こえー」と叫びながらガリガリ攻める人たちがカッコ良かった一日でありました。
スキー: 今日の学び
ある日俺は、急斜面手前の端っこで景色を撮影していた。
急斜面をポールなしで滑るのはキツイけれど、必殺横滑りならポールの有無は関係ないので余裕だ。
後から基礎オッサンがやってきて、急斜面手前で身じろぎしていたので、
「こえーっすね」とあいさつしたら、「ストックどうした?」と言われた。
「置いてきました」と俺。
するとオッサンは「だめだコイツ」と言わんばかりに首を大きく振ると、すごい勢いで滑り降りていった。
チャラいと思われたらしい。
でもオッサン、下の方でコケちゃって、なぜか俺を恨めしそうに見上げたのであった。
お、俺のせいじゃないっしょ!
「ストック」の魔法が切れたんだろーか?